フランスの香水は文化の1つ

243 香水

小さい頃から、なぜか外国の人はいい匂いがすると思っていた。
大人になって海外に行く機会が増え、国ごとに空気の匂いが違うということを感じるようになった。
国ごとに、その国の匂いがあるのだ。

例に漏れずフランスにも独特の匂いがあると、空港に降り立った時に思ったし、実際、フランスで生活して改めて、これは香水の匂いだ…と実感している。
男の人でも女の人でも、ビズ(bise:頬と頬を合わせてチュッとする挨拶)をする時にふわっっといい香りがする。
それが私のフランスの香水文化を肌で感じる瞬間。

パリの街中にはパフューメリー(parfumerie:香水店)があちこちにあり、香水売り場の面積は、日本の2倍から3倍あるのではなかろうか…と思うほど。
また、テレビを見ていても、有名ブランドの新作の香水の宣伝が当たり前のように流れるし、街中の広告も香水のものが目立つ。

以前、誕生日に香水を頂いたこともあった。
ルームメイトに聞いたら、香水は服を着るのと同じ感覚だという。
気分によって服を変えるように、気分によって香水を着替える。
そんな風に自分を演出する術が文化の一つになっているフランス。
さりげなく、香りにまで気を配ることができる人は、男女関係なく素敵。
そういう点で、フランスはとっても成熟した文化を持った国だと思う。

私もこの国にいる間に、その術を身につけたい。
自分を演出する香りを選ぶ…。
考えただけでワクワクしてくる。
もっと身近に香りを身にまとってみよう。