フランス アンティークのキャニスターに見る食文化

235 キャニスターに見る食文化

当店でもご紹介しているアンティークのキャニスター。
お砂糖や小麦粉、香辛料などを入れるためのホーローやアルミ製の容器です。

これらのキャニスターには、さまざまな大きさ、さまざまなデザインの品物がありますが、その多くは3個~6個で1セット。
そして、大きさの異なるそれぞれの容器には、中に入れて保存するものの名前が記されています。

なお、多くの場合、お砂糖や小麦粉を入れる容器は大きく、紅茶やコーヒー、パスタを入れる容器は中くらい、そしてコショウや香辛料を入れる容器は小さい場合が多いようです。
やはりこれは、日常の食生活における使用量に比例して、たくさん使うものは大きな容器に、少ししか使わないものは小さな容器に、ということなのでしょう。

なお、珍しいのはRIZ(リ:お米)と記された容器。
いままでに数個しか見たことはありませんが、いずれも小さな容器。
お米なら500gも入らないのでは…と思えるような大きさ(小ささ?)でした。
やはり、フランスの食生活においては、お米を食べる機会は少ないのだな~と思います。

なお、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、SEL(セル:お塩)の容器は別の形である場合が多いのです。
ただし、なぜお塩の容器だけが形が異なり、また、壁掛け式であるのかについては、現在、知り合いの骨董商に確認中…。

また、キャニスター(canister)という呼び方は英語式。
フランスでは、デポ(potの複数形)と呼ばれています。