こんなところにもフランスと日本の関係が

208 蟹かまぼこにメルセデス

先日、フランス人のご夫妻を自宅に招いて夕ご飯を食べた時のこと。
あるお料理の材料に、蟹かまぼこを使いました。
そして、そのお料理を食べている時に…

「これ、何が入っているの、スリミ?」

…と聞かれたのです。

フランス語の発音でスリミ(surimi)と言われたので最初は何のことだか分からなかったのですが、フランスでは蟹かまぼこのことをスリミと呼ぶのだそうです。

そう、このスリミ、もちろん日本語のすり身から来た言葉。
蟹かまぼこが、魚のすり身から作られていることによるのでしょう。

また、仏和辞典でsurimiを引いてみたら、「男性名詞、蟹かまぼこ」と記されていました。

なお、このスリミをきっかけに、食事中の会話は魚のことに。
日本ではたくさんの魚が食卓に上るのに対して、フランスのご家庭ではそれ程でもないようです。
もちろん、地方やご家庭によっても異なるのでしょうが…

「自宅で魚を食べるのは月に1~2回かな…」

…とのこと。

お肉に比べて値段が高いことや、調理方法があまり知られてはいないこと、そして何よりも、お家の中が魚臭くなるのがイヤなのだそうです…。

「そうそう、お魚と言えば、日本には1匹でメルセデス ベンツと同じくらいの値段がする魚がいるんでしょ!?」

…とのご質問が…。

どうやら、このお正月に青森県で水揚げされた大マグロの値段のことが、フランスでもニュースになったようです。
確かに、日本には、初セリの時に1千万円もの値が付くマグロがあるそうですが、そんな魚に馴染みのないフランス人にとっては、1匹で世界の高級車と同じ値段の魚なんて想像もつかないのかも知れませんね。