206 フランス展示会レポート

パリ郊外で年に2回開催されるメゾン エ オブジェ(MAISON&OBJET)という展示会に行ってきました。
メゾン エ オブジェは、パリの北、シャルル ド ゴール空港近くの展示場で5日間に渡って開催されました。
出展社数は3千社以上、入場者数は6万人以上とも言われる、とても大きな展示会です。

会場は1日では回りきれないほどに広く、朝から晩まで歩いていると、足が棒になってしまいます。
出展されている品物は、インテリアや家具などから、食器、雑貨、玩具、お土産品、装飾品、香水など、実にさまざまです。
また、フランスだけでなく、ヨーロッパ各国や世界中から集められた、レベルの高い品物を見ることができます。

僕はこれらの品物の中から、日本の皆さまにご紹介するための商品を探したり、今年の流行などを学んだりしています。
そして、良い品物が見つかれば、お店の方により詳しく説明を求め、取引条件などを確認します。
さらに、スムーズに話が進めばその場で注文をしたり、商品リストなどを持ち帰って、後日注文することになります。

ただし、取引条件に関しては、以下のようなことを言われることも…。

また、日本のお客様を対象に販売する場合に多いのが、

「日本市場を対象にする場合には、日本にある総代理店を通していただく必要がありますので、御社との直接の取引はできません」

…というもの。
大抵の場合には、商社や卸売会社が総代理店になっていて、日本における品物の流通や価格、広告宣伝などを管理しています。

また、商品がどんなに素晴らしくても、当店の場合はお客様にご負担いただく送料を含めて考えなければならないので、大きなものや重いものは、あきらめなければならないこともあります。

それでも、このメゾン エ オブジェで出会い、良い関係を築くことができた取引先が多いことも事実です。
今年もまた、ここで出会った新たな商品を皆さまにご紹介してまいりますので、どうぞご期待ください!