191 冬のパリを楽しむ

今週前半は、少し寒さが緩んだ感のあったパリ。
しかし、木曜日あたりから、また肌に差し込むような寒さを感じるようになりました。
それでも、パリジャン、パリジェンヌ達はとても元気。
手袋やマフラーはもちろん、帽子もおしゃれに被って、クリスマス デコレーションに飾られたパリの街を闊歩しています。

パリの冬の風物詩とも言えるのが、パリ市庁舎前とモンパルナス駅前に設置されるスケート リンク。
今年はパリ市庁舎前のリンクには子供および初心者のための小さなスケート リンクも用意され、12月03日から01月26日までの間、開催されています。
昨年は14万2千422人の来場者があったとか。
パリ市庁舎前に響く人々の楽しそうな声は、クリスマス気分をさらに盛り上げてくれるような気がします。

ところで、私も今年初めて知ったのですが、エッフェル塔の第1展望台(地上57m)にも220平方メートルのスケート リンクが期間限定でオープン(01月26日まで)。
このスケート リンクは今年で2回めの開催。
パリジャン、パリジェンヌの間でも、人気の出てきているデート スポットです。
リンクが小さいために100人という人数制限が設けられてはいるものの、人気の秘密は日が暮れてから毎時ごとに10分間、妖精が飛び回っているかのようにきらめくエッフェル塔のライトアップ。
この光に包まれてスケートを楽しむパリの恋人達…。
まるで、映画のワンシーンのようだと思いませんか?

また、2006年01月01日までは、同じく第1展望台でパリの恋人達のキスをとらえた(Le Baiser de l'Hotel de Ville, Paris, 1950)や、パンを手に見立てたピカソ(Picasso and the loaves Robert Doisneau, 1952)などの作品で世界中から愛されているフランス人写真家「ロベルト ドアノーとエッフェル塔」という写真展も開催されています。
この冬にパリに御出掛になる方は、是非、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。