190 フランスの母親学級で

プレママ達を応援するWebサイト etreenceinte.com がフランスでちょっとした話題になっています。
妊娠時あるいは出産後のちょっとした質問に、専門家あるいは経験者からのアドバイスがもらえるとあって、あるサイトでは現在2万1千人以上の登録を集めているそうです。

我が夫の家族はちょっとしたベビーブーム。
その中に2人ほどこのサイトに登録している従妹がいました。
彼女達の間でも人気は上々。
パパになるためのトピックスもあり、夫婦2人で準備を進めているそうです。

私が第一子を出産したのは6年近く前のこと。
フランス語もまだまだ未熟で助産婦さんを囲んでの母親学級でも辞書が手放せませんでした。
講習の最後に呼吸法のマスターとリラックス効果をねらっての簡単なヨガとメディテーションの時間があったのですが、私にとってはこの時間が1番苦痛の時。
目を閉じての動作だけに私1人、他の人と違うことをやってはいないだろうか?と気になり、リラックスするどころの話ではありませんでした。

とは言え、辞書に載っていないお産用語や用品を理解する唯一の場だった母親学級。
入院準備リストや出産後に必要なもののリストに頭を悩ませた時もお世話になりました。

入院準備のリストのなかで、もっとも理解に苦しんだのがドライヤー。
これは会陰切開した部分を看護婦さんに消毒してもらった後や、トイレへいった時に乾燥させるためにもってくるようにとのこと。
日本ではこんなことするのかな?と大きな疑問を抱きつつ、入院バッグに入れました。

そうそう、ジゴトゥーズ(gigoteuse)という言葉を教えてくれたのも助産婦さん。
手足をバタバタさせると言う意味のジゴテ(gigoter)からきているこの言葉。
「よく動く子」という表現でも使われるのですが準備リストにあったのは寝袋のこと。

「窒息死を避けるために掛け布団をかけず、ジゴトゥーズを着せて寝かせるのよ」

…と助産婦さん。
確かに、掛け布団が蹴っ飛ばされることもないので、寒い冬でも安心。
日本では、なかなか見かけないお品ですが、おすすめです!

etreenceinte.com