パリのアパートメントは日本と違って

164 パリのアパートは…

引越しを終え、ようやく一息つきました。
今回の引越しに際してパリの中心部にあるいくつかの(10物件くらいの)お部屋を見せていただいたので、今日は、パリのアパート事情についてお知らせしたいと思います。
題して、パリのアパートは…

1. 古い建物が多い
日本のアパート賃貸情報誌を見ると「築?年」というように建物の建築年数が記されていて、比較的新しい物件が多いように思います。
しかし、パリの中心部では、建築年数の新しいアパートは少ないようです。
またそれに伴って、建物や室内などの設備(エレベーターや水周り、電気など)も古いものが多いようでした。

2. 暗いお部屋が多い
日本では「日当たり良好」とか「南向き」などとお部屋の日当たりを気にします。
もちろんパリでも気にするのですが、パリの中心部では建物が密集しているせいもあって、暗い感じのお部屋が多いのです。
私達日本人の感覚からすると昼間でも電灯を点けたくなるようなお部屋もありました。

3. お値段が高い
やはり、パリはフランスの首都。
お部屋の大きさや設備の割りには、日本のアパートに比べてお家賃が高いと思います。
いわゆるワンルーム マンションくらいの大きさで、月に500ユーロから800ユーロ(7万円から12万円)、30平方メートルくらいのお部屋なら月に1,000ユーロから1,200ユーロ(14万円から17万円)、40平方メートルでは1,300ユーロから1,500ユーロ(18万円から21万円)くらいでした。

4. お風呂(バスタブ)がない
日本ではユニットバスの普及によって、お風呂(バスタブ)のないお部屋は少ないのではないでしょうか。
しかしパリでは、バスタブのない、シャワーのみのお部屋も少なくありません。
聞くところによると、パリのアパートの3分の1くらいは、シャワーのみの(バスタブのない)お部屋だそうです。

5. 鍵が厳重
日本では、アパートやマンションの敷地がオートロックになっていると何となく高級感があるようですが、パリのアパートは必ずと言ってよいほどオートロックが付いています。
しかもロックされている場所は1箇所ではなく、建物の入口からお部屋に到達するまでの間に、2箇所、3箇所とロックを開けなければならないのです。
さらに、部屋のドアにも鍵が2つ、3つと付いていて…。

6. 非常口がない!
最近、パリの中心部で大きな火災が2件発生し、いずれの場合も大勢の死傷者が出てしまいました。
今回見せていただいたお部屋の中には、煙探知機や火災報知機がついていたところはほとんどなかったように思います。
また、パリのアパートには非常階段が付いているわけでもなく、ベランダに脱出用のハシゴがあるわけでもありません。
建物に階段は一箇所しかなく、木製の狭くて暗い螺旋階段だったりするのです。
これは、万一のことを考えると非常に怖いと思います。

以上のように、日本ほどアパート事情が良くないパリ。
以前、日本に一時帰国した際に、東京の自宅マンションをあらためて見て「まるで近未来のようだ…」とつぶやいた相方(水野)の一言がとても印象的でした。