116 髪も服も、身も心も

朝6時、空が明るくなった頃、アパートの大家さん フィリップさんが運転する車に乗って、パリ郊外にあるランジス(Rungis)の市場へと向かいました。
ランジスの市場とは、野菜や果物、お肉などの生鮮食料品が集まる、いわばパリの台所。
東京の築地市場を、ものすごく大きくしたような場所です。
またその隣りには、お花や植木などが集まる、巨大な花卉(かき)市場もあります。

今日は、お庭に植えるためのお花をフィリップさんが買いに行くというので、私達もご一緒させていただきました。

さて、ランジスの市場に着き、駐車スペースに車を停めて、早速、巨大な建物の中へ。
そこには、切り花の卸問屋さんが数十軒、いや、百軒以上はあると思われます。
そして、色とりどりのお花が、所狭しと並べられています。
「こんなにたくさんのお花があって、みんな、ちゃんと買われていくのだろうか…?」と、心配になってしまうほど。

続いては、鉢植え用のお花や植木などが並んでいる場所へ。
フィリップさんは、お庭をお花でいっぱいにするのだと、やる気満々。
赤やピンクのゼラニウム、黄色や紫のパンジーなど、大小さまざまな鉢植えをどんどんと買っていきます。

一方、私達2人は、市場で働く人達やお花を仕入れに来たお花屋さんの邪魔にならないように(すみません、邪魔になってました…)写真を撮ったり(本当は撮影禁止です…)、珍しいお花を見つけてははしゃいだり。

そうこうしているうちにフィリップさんのお買い物も終了し、山ほど買ったお花を車に積み込んで(私達2人の座る場所がないくらい…)家路を急ぎます。
アパートに着くまでの間、車の中は花の香りでいっぱい!
髪も服も、身も心も、春の香りに包まれました。