012 静かな熱戦

私達のお部屋の向かいに住んでいらっしゃるご家族に、小さな女の子がいます。
ジェニフェちゃん、8歳です。
以前、当店の日記である「今日のパリ」でもご紹介いたしました、イースターのチョコレートをプレゼントしてくれた女の子です。

とても活発な彼女、夕方、学校から帰ってくるとローラースケートを履き、ゴーゴーと音を立てながらアパートの中庭を行ったり来たりします。
また、ゴムボールを壁に向かって投げたり、スポンジ製のサッカーボールを壁に向かってシュートしたり。

夕方の遅い時間になってから、アパートの敷地の外に遊びに行ってはいけないとご両親から言われているのでしょう、いつも1人で遊んでいます。
そして最近、そんな彼女と一緒に、キャッチボールやボール蹴りを楽しむようになりました。

英語がほんの少しだけ分かる彼女と、フランス語がほとんど分からない僕とのコミュニケーションは、限られた単語と身振り手振りで行います。
そして、彼女は英語で1(ワン)、2(ツー)3(スリー)と、僕はフランス語で1(アン)、2(ドゥ)、3(トロワ)と数えながら、ボールを投げ合ったり、蹴り合ったりして遊びます。
言葉少ない、しかし熱い戦い(?)が、夕暮れのアパートの中庭で、今日も繰り広げられています。