006 パリでの出来事

渡仏して1か月。
最近、気を付けなければならないと思うことがあります。
それは、当店の日記「今日のパリ」に綴る内容です。

あの日記は私達2人が見たこと、聞いたことをそのままに記していますので、それはそれで事実なのですが、それがすべてではないということです。

私達はパリの真ん中に住んでいて、その行動範囲は決して広くはありません。
そう、私達が見たこと聞いたことは、パリの真ん中で起きたほんの小さな出来事でしかなく、それ以外にもさまざまなパリの姿があるということです。

パリの街そのものは、東京の山手線の内側と同じくらいの面積とのことですから、実は、それほど大きな街ではありません。
メトロ(地下鉄)の各線の終点近くまで行けば、パリの街中とはまったく異なった雰囲気の、近代的なアパートが林立していますし、車で20分も走れば、大きな工場や高い煙突などがたくさん並んでいます。

先日、車でパリ郊外を走っていた時に、相方(水野)が口にした…

「昔の川崎みたい」

…という一言に、あらためてビックリしたのです。
そう、これも今日のパリなのだと。

日本の本屋さんで売られている旅行用のガイドブックや、インターネットに掲載されているパリの旅行記などは、本当に小さな小さな地域のことについて記しているのだと…。