013 ラ クロワ エ ラ マニエル

パリの11区にあるリネンとクロス ステッチのお店、ラ クロワ エ ラ マニエル。
ヨーロッパ各地から上質なリネンの生地が集まっています。
そして、それぞれの生地の特徴を活かしながら、美しい製品が1つ1つ、この世の中に生み出されています。

ラ クロワ エ ラ マニエルの店内
フランス パリ、ラ クロワ エ ラ マニエルの店内。

【歴史】

ラ クロワ エ ラ マニエルのオーナーは、モニク リヨネ(Monique LYONNET)さん。
芸術やインテリアデコレーションを学ばれた後、インテリア雑貨やリネンなどで有名なローラ アシュレイや、美しいカーテンなどで有名なデザイナーズ ギルドの一員として活躍されました。

その後、フリーのコーディネーターとなり、お得意のクロス ステッチを用いた作品がマリクレールなどのファッション各誌に取り上げられる様になり、時流に乗って行くことができたのだそうです。

この道で30年の経験を積んできた彼女。
今日では、ご自分の作品を発表する場でもある、店舗を構えるようになりました。

モニクさん
店主のモニクさん。
フランスだけでなく、日本でも人気あり!

作品
リネンに刺繍を施した品物の数々。

作品
美しい色合いの作品が並ぶ。

【店舗】

パリの11区、メトロ(地下鉄)8号線のフェルデブ シャリニー駅の近くにラ クロワ エ ラ マニエルのお店はあります。

もともとは可愛らしいパティスリー(patisserie:お菓子屋さん)だったというお店の内装をできるだけ残し、彼女なりに改装したのが現在のお店。
店内はいつお邪魔しても本当によく整理整頓され、美しく保たれています。

なお、お店の名前であるLa Croix et La Maniereとは、La Croix et La Banniereという言葉をもじったもの。
La Croix et La Banniereが「それは大仕事だ(ひと苦労だ)」という意味なのに対して、お得意のクロス ステッチ(Croix)とそのやり方(Maniere)という名前にしたのだとか…。
そう、難しいクロス ステッチのやり方を、彼女なりに世に示そうということなのでしょう。
それにしても、このネーミング、お見事です!

●店名
ラ クロワ エ ラ マニエル(La Croix et La Maniere)

●所在地
36 rue Faidherbe 75011 Paris

お店の外観
お店の外観。
お店の前で足を止める人も多し。

モニクさん
お仕事中のモニクさん。
作品作りに展示会への出展、雑誌の取材や講演など…。
いつもお忙しそう!

店内
作品が整然と並べられた店内。
モニクさんのお人柄が良く表れています。

【商品】

彼女の代表的な作品は、リネンを使ったものや、それにクロス ステッチを施したもの。
そのため、時には新しいリネンを求めてヨーロッパ中を旅することも。

そして、新しいリネンに出会う度に、それを活かして何が作れるのかを考えるのだそうです。
そう、何を作りたいかを先に決めるのではなく、リネンの生地に出会うことから、作品に対してのイメージが膨らんでいくのだとか。

リネン生地
各地から集められた上質のリネン生地。
希望の柄を計り売りしてくださいます。

リネンのクッションカバー
リネンのクッションカバーなど。
肌触りが心地良さそう。

リネン
店内いっぱいに、何とも言えないリネンの良い香りが。