006 タンブルウィード

タンブルウィードとは、アメリカ中西部の大草原の中を風に吹かれて転がる回転草のこと。
お店のオーナーであるリン ルビダ(Lynn ROVIDA)さんはアメリカのご出身なのですが、26歳の時に単身渡仏して、現在はハンドメイドの玩具を販売しています。
「まるで自分自身の人生がタンブルウィードのよう」と、このお店の名前に決めたとか…。

懐かしい雰囲気のおもちゃ
懐かしい雰囲気のおもちゃたち。
それぞれの持つ表情が、とてもいい感じです。

【歴史】

タンブルウィードのオーナーであるリンさんはアメリカのお生まれ。
しかしヨーロッパ、特にフランスが大好きだった彼女は、26歳の時に単身渡仏。
当時フランス語も話せなかったそうですが、タンブルウィードのようにアメリカからフランスに転がって来たのだとか…。

「今から考えればそれは大変だったわよ。あなた達と違って私は1人だったんだから!」と、当時の様子を振り返ります。

なお、タンブルウィードにはもう1人、お店をお手伝いするジュリエット ルモアン(Juliette LE MOINE)さんがいらっしゃいます。
日本語を勉強中の彼女、時間がある時には「かきかたノート」にひらがなやカタカナを書いていらっしゃいます。
皆さんもお店を訪れた際には日本語でご挨拶してみてください。

リンさん
タンブルウィードのオーナー、リンさん。

ジュリエットさん
いつも明るいジュリエットさん。

【店舗】

大学時代にアートを学んだこともあり、自ら創ることが大好きだった彼女は、のちに手作りの商品を扱う仕事をしたいと考えるように…。

そして1989年、パリのマレ地区に15平方メートルという小さなお店を構え、0歳の子供から100歳の大人までが楽しむことのできるハンドメイドの玩具を販売するようになりました。
「今はこの小さなお店が私のすべて!」と、すっかりパリジェンヌになったにこやかな笑顔で答えてくださいました。

●店名
タンブルウィード(Tumbleweed)

●所在地
19 rue de Turenne 75004 Paris

営業時間
月曜から土曜は11時から19時、日曜は14時から19時まで。

リンさん
お店に立つリンさん。

【商品】

タンブルウィードの玩具はすべて手作り。
そのため、使われている素材も、木や紙、ブリキなどが中心になります。

また手作りの玩具を販売するだけでなく、手作りしていただける玩具のキットも販売しています。

なお、商品の大半はヨーロッパ各国に住む作家さんの作品で、それ以外にもアメリカや日本から集めてきた商品もあるとのこと。
とにかくユニークで、また色鮮やかな商品が多いことに驚かされます。

おもちゃ
子供のおもちゃでも、部屋に飾りたくなるほど美しい出来ばえ。
左上のアヒルなんてもう最高!

靴
色鮮やかな子供用の靴や帽子。
これはおもちゃではなく、実用品。

タンブルウィードのショーウィンドウ
タンブルウィードのショーウィンドウ。
道往く子供だけではなく、足を止めるのはむしろ大人の方…。