046 バトービュス(水上バス)

こんにちは、フルールドクールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、パリの水上バスについてお話をしたいと思います。

ここパリの街は、その中央を東から西に向けてセーヌ河が流れていますが、その河の上にバスが走っているのをご存知でしょうか。

これはバトー ビュス(Batobus)と呼ばれる水上バスで、市内に全部で8箇所ある停留所を順に廻りながら運行されているシャトルバスです。
なお運行時間は季節によっても異なりますが、朝は10時から日暮れの頃まで、おおよそ20分から30分に1本の割合で走っています。

なおパリのセーヌ河には、たくさんの遊覧船も走っていますが、この水上バスの面白いところは8箇所の停留所で、何度でも、自由に乗り降りできるということです。
一般の遊覧船の場合には、乗船場から出発して遊覧した後、もとの場所に戻ってくることになりますが、この水上バスなら、好きなところから乗って、好きなところで降りることができます。
もちろん他の遊覧船と同じように一周廻ってもとの場所に戻ってくることも可能です。
さらに気に入ったら、2周でも3周でも乗り続けることもできます。

また、全部で8箇所ある停留所は、エッフェル塔の下やルーブル美術館の脇、オルセー美術館の前やノートルダム寺院の横など、パリの観光名所のすぐ近くにあります。
そのため、エッフェル塔を見た後にノートルダム寺院へ行ってみたい場合など、地下鉄を乗り継いで行くこともできますが、この水上バスに揺られながら行くこともできます。
同様に、ルーブル美術館を楽しんだ後に、この水上バスに乗ってパリの美しい風景を眺め、ゆったりとした気持ちでオルセー美術館へと向かうこともできます。

しかも、水上バスが走っているパリのセーヌの河岸は、世界遺産に登録されている所。
河沿いにある建物や、架かっている橋など、景観そのものが世界遺産になっています。

そして水上バスの客室はすべてガラス張りになっていますので、この美しいパリの風景を楽しみながら移動することができるのです。

皆さまもパリにいらした時、是非、水上バスをご利用になってみてください。
セーヌ河の水面から眺めるパリの街も、本当に素晴らしいものです。

以上、今日は、パリの水上バスについて、少しだけお話をいたしました。