ENTREE DES FOURNISSEURSを訪れて驚くのは、ボタンやリボンの種類の多さ。パリのモンマルトルにある大きな手芸用品店と比べても、圧倒的な品揃えなのです。また、彼らは単にボタンやリボンなどを売るのではなく、それを買ってくださるお客様が、さらに手を加えることで初めて形になる素材を売るのがコンセプト。そのために、お客さんと一緒になって考えながら、たった一個のボタンを選んでもらうのだそうです。「私達の仕事はお客様からの質問攻めにあうこと。お客様の質問に、一日中、答え続けることなのよ。こんな形のボタンはないかとか、もっと大きなものが欲しいとか、違う色のボタンも見せてとか…。そしてあれこれと悩んだ挙句に、ようやく一個のボタンを買ってもらえるの。でも、日々のお客様からの質問の中にこそ、次のムーブメントが隠されている。私達はそうすることで、お客様から学ばせてもらっているのよ」。
そして、そのムーブメントに応えるために、新しい仕入先や新しい商品を常に探し続け、それを怠らないこと。本当に地道なことだけど、それを繰り返すことにより、今日のような素晴らしい品揃えにすることが出来たのだそうです。