約500軒もの日本食レストランがあると言われるパリ。 しかしその多くは、中国などアジア系の方が経営するパリならでは(?)のお寿司や焼き鳥のレストラン…。 日本人による、本物(?)の日本食レストランは、意外に少ないのです。 さらに、ミシュラン ガイドに掲載されたお店となれば、ほんの数えるほど…。 しかしそんな中で、めでたくビブ グルマンのマークを獲得したのが、オデオンにある「麻布」です。 店内は1階のカウンター席とテーブル席、そして地下にある大テーブル席で、合わせて30席ほど。決して広くはありませんが、まるで、東京の麻布あたりにある、お洒落な和食屋さんのような雰囲気です。 ■店名 Azabu 麻布 ■住所 3 rue A.Mazet 75006 Paris tel:01 46 33 72 05 最寄り駅はメトロ4号線、10号線 Odeon駅 ■営業 月〜土(昼・夜)、日(夜のみ) 6月10〜25日、11月18〜28日は休業 ■ご予算 昼・土:14.50ユーロ〜、夜:33ユーロ〜(飲み物代別) ■私達の訪問日 2007年8月3日(金)夜
お品書きは和風でありながら、目の前に運ばれてきたお料理を見てみると、フランスの食材を上手に取り入れていることに気がつきます。 これならば、初めて本格的な日本食を楽しむフランス人にとっても、受け入れ易いのではないでしょうか。 またお料理には、照り焼き風のタレがかかっているものもあり、味付けがはっきりしている印象。 ソースを大切にするフランスでは、その方が馴染み易いのかも知れません。 ただし日本人の私としては、お出汁の効いたまろやかな味が好みなので、少しだけお味が濃いようにも思いました。 なお、お品書きが前菜、魚料理、肉料理に分けて掲載されている点もフランス風。 また、一つひとつのお皿の量は少なめに見えますが、コースでいただくと十分な量です。 それでは気になるお品書きの一部をご紹介します。 <AZABUコース> 39ユーロ ・茶碗蒸し ・前菜料理1品 ・メイン料理1品 ・ご飯、お味噌汁、お漬物 ・デザートまたはコーヒー <前菜> ・鯖の押し寿司 ・酢の物の盛り合わせ ・蓮根のおかかガーリック ・なす田楽 ・牛肉のタタキ ポン酢添え ・鶏のつくね焼き <肉料理> ・本日のお肉料理(黒板のお品書きから選びます) ・牛タンの柔らか焼き ・豚フィレの生姜ソース ・フォアグラの照り焼き <魚料理> ・本日のお魚焼き(黒板のお品書きから選びます) ・白身魚の味噌漬け焼き ・海老焼き ・帆立貝柱焼き <デザート> ・抹茶アイスクリーム ・小倉アイスクリーム ・フルーツサラダ <その他> ・豚玉お好み焼き、海鮮お好み焼き ・とらやの羊羹 ・緑茶、ほうじ茶、玄米茶
お店に入ると、まさにそこは日本。 お店の方々の気持ち良い応対や丁寧なサービスも、まさに日本のそれです。 また店内の設えだけでなく、器やお箸までもが日本らしく、ここがパリだということを忘れてしまうほど。 さらに、席に着くと可愛らしい豆絞りのお手拭きを出してくださったり、食前酒にお猪口一杯の梅酒を出してくださったり、食後にお茶を出してくださったりと、日本ならではの細やかなサービスと共に、美味しいひと時を楽しむことができました。